わたしたちは「もし○○が事実だったら××を許せない」という発言を根絶する必要がある。このように仮定の上で批判することは、事実かどうか確認しないで相手を叩く行為である。しかも「断定はしていない」という言い訳が可能である一方で、その言葉を聞いた人は「××さんが○○という許せない悪事を行なった」という印象を持つ。人を悪者にしておきながら責任逃れのできる、まことに卑劣な言い方であるといえる。
どうして「もし事実だったら」と言う前に、「××さんが○○というのは本当なのだろうか?」という疑問を示せないのだろうか。そして、本当かどうか確かめた上で「これは事実だと思う。それは許せない」と言ったとしても遅くはない。
「もし事実だったら許せない」という言い方は、その事実確認を飛ばす意識が生んだものである。つまり、事実か否かよりも「許せない!」と叩きたいという気持ちが先走っているのだ。だから、わたしたちはこの言い方を絶対に認めないことが必要である。
引用元:https://quote-over100notes-jp.tumblr.com/post/659449561731006464