まず「自分は正しくて相手は悪い」という二項対立の構図を解消することが先決です。

『介護のことになると親子はなぜすれ違うのか ナッジでわかる親の本心』
・相手のことが全然わかっていなくても、「人間の心理や行動には、共通のパターン(認知バイアス)があること」はわかります。

・現状維持バイアスは、朝一番とランチタイム直後に弱まります。逆に、いつもと同じ場所で同じ人が同じ話をするといった「いつも通りの状況」の場合、親の現状維持バイアスが強まりやすくなります。

・「朝一番に、話す場所や人を変えることで、親の態度も柔らかくなる」といったかたちで、行動が予測できるようになります。

・「そんなこと私は気にしていない」というおおらかさを示す。

・まず「自分は正しくて相手は悪い」という二項対立の構図を解消することが先決です。

・高齢になって認知機能が低下してくると、理性が機能しなくなり、認知バイアスに影響された行動が増えてきます。

・行動経済学を研究してよかったと感じることは「相手の言動に深い意味はない。これは人類共通の直感の習性なんだ」と割り切って考えることができたことです。おかげであまり腹を立てることなく人間関係に向き合えています。

・場所を変えると、言葉遣いも変わり、そして決断や行動も変わる。

・フレイルとは「加齢に伴い心身が衰えた状態」のことです。フレイルになると引きこもりがちになる。

・認知能力が衰えてくると、認知バイアスに振り回された言動が増えてきます。

・ただ「片づけて」と言うだけでなく、一緒に片づけることがカギです。

・仮に240万円の車を7年間乗った場合の経費を月額にすると、6万円程度かかるそうです。月6万円分もタクシーに乗るだなんて、よほどお金持ちに見えますが、車の維持費の方が高いことだってあるのです。

・「気にかけてくれているのは嬉しいけど本当にかけてほしい言葉はそうじゃない」と感じた経験、ありますよね。その筆頭が「あなたが心配です」です。優しい響きを持つ言葉ですが、何度も言われると、信頼されていない感じがして、あまりいい気がしないものです。

引用元:https://gnxshop.seesaa.net/archives/20250805.html