3つ目の問題点は利巧な人は日本を大きく変える必要性が少ないこと。
利巧な者は『今の日本の仕組みの中でそこそこ幸せになる攻略法』をいち早く理解し、それに適応している。
それ故、利巧な者は今の日本の仕組みに順応していて、その仕組みを大きく変えたいなどと望む必要性がない。
トランプの大富豪で手札が揃っている人は革命を望んだりしない。
桃鉄で借金を抱えていない人は徳政令カードを欲しがらない。
麻雀でオーラストップ目の人はリーチをかけたりはしない。
最も日本を変えられる場所の近くにいる一流大学を出た政治家や官僚は、
今の日本の社会構造において勝ち組ゆえ、
日本の社会構造を大きく変えない方が基本的には得だ。
それでも、世界を変えたいと思うのは……ちょっと変な人だけ。
いつだって世界を変えられるのは……ちょっと変な人だけ。
引用元:http://d.hatena.ne.jp/Digital/20110704