人は新しいことを学ぼうとするとき『すでに知っていることか、自分にとって難しすぎること』をめざしがちだ

“自分が受講する講座選びって、本当に大事だ。「人は学習の目標設定が下手」って話があって(*1)、コロンビア大学の心理学教授ジャネット・メトカルフェ氏によれば、 「人は新しいことを学ぼうとするとき『すでに知っていることか、自分にとって難しすぎること』をめざしがちだ」 なんか、ものすごい言い当てられた感があって、この一節が気に入ってしまった。 自分が、あぁその辺は全部知ってる、わかってるーと思いながら本読んだり人の話聴いたりしているときは、自分が有能なんじゃなくて、自分が学習レベルをあげずに同じところに停滞しているのだと、まずは疑ってかかったほうがいいだろうって思った。 自分が「理解している範囲の少し先にある教材」に取り組む選択を、できているかどうか。 「学習の絶好の機会は常に動いている。たえず変わり続けるので、スキルを一つ学んだら、次のスキルにステップアップしなければならない」 *1: アーリック・ボーザー「Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ」(英治出版)”

自分のレベルに合った学習方法を選ぶこと: 心のうち

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「自分が「理解している範囲の少し先にある教材」に取り組む選択を、できているか」
大事。

下記記事を連想した。こちらは質ではなく量の話だけど。トレーニングの負荷という考えを学習に応用したら。適切な学習負荷。

大学の体育の授業で学んだ、人の自発的な育て方 : タイム・コンサルタントの日誌から

大学に入って、はじめてまともな体育の授業を受けた。(略)このトレーニング・クラスは、わたしがそれまで受けた中で別格、いや、次元が違うくらい、まともな体育の授業だった。まず、教師の説明が科学的だった。
「もし君らが、8回未満しかその運動ができなかったら、それは負荷が重すぎるのだ。そのときは、1kg軽いウェイトを使え。また、逆に16回以上その運動ができた場合、負荷が軽すぎる。だから1kg重いウェイトを次回はトライすること。重すぎるウェイトで無理を続けてりしてはいけない。それは筋肉にむしろ障害を与える。軽すぎる負荷では、もちろん筋力の向上にはつながらない。」

引用元:http://yaruo.tumblr.com/post/179177896939