無料ユーザーは従業員である

無料ユーザーは従業員である
しばらく前にこういう格言を聞いて、ずっとひっかかっていた。
「もしあなたが無料でそのサービスで使っているなら、あなたは客ではなく商品なのだ。」

無料でサービスを使うというのはいったいどういうことなのだろうか。たとえば自分が何か「無料のサービス」を開発する場合、ユーザーのことをどう考えればいいのだろうか。

ときおり、無料サービスのユーザーサポートがひどいとかなんとか、話題になったりする。無料で提供しているのだから文句を言うなという意見もあるし、実ユーザーとして損害を被っているという視点もあるし、どう考えるのがいいのか。上の格言によれば商品なんだから、商品そのものに向かってサポートは必要ないということだろうか。

たぶん、無料ユーザーというのは客ではない。ただし、格言にあるような商品でもない。実際は従業員だと捉えるのが、もっとも合理的ではないか。その時、ユーザーがどのような労働をしているのか、と考えるのが、提供者(胴元側)にもユーザーにも意味があることだ。そして、ひどいサポートに対しては、従業員サポートがなってない、ブラック企業であるとユーザーは怒るべきだ。

引用元:https://kkbt2.hatenadiary.org/entry/20120731/1343748793