研究を「基礎ー末梢」「純正ー応用」の2軸で表現する

研究を「基礎ー応用」という1軸ではなく「基礎ー末梢」「純正ー応用」の2軸で表現する。この基準で考えることで、いろんな誤解をとくことができる模様。

  • 原理をつきつめていくものが「基礎」で、なんかコチョコチョやってるのが「末梢」
  • 金にならないのが「純正」で、技術に発展し金にもなるのが「応用」

その組み合わせで4つの研究領域が誕生。

  • 「純正基礎研究」原理・真理の追求
  • 「応用基礎研究」トランジスタのように、さらなる理論に発展する技術
  • 「純正末梢研究」趣味の研究、次につながるか不明
  • 「応用末梢研究」企業の研究、金儲けにはなっても、真理・原理は追求しない

そんな風に見ていくと、「学者は基礎研究ばかりして何の役に立つ?」と言われていたときの基礎研究は「純正末梢研究」です。

「企業のような研究をしていては、学問がたちゆかない」と言われるときの研究は「応用末梢研究」です。

今までは、上のような発言をきくと、ひっかかりを感じていました。
「え?基礎研究なしで、発展なんてするの?」「企業の研究の方から発展する分野もあるんじゃないの?」

それらはすべて「純正末梢研究」「応用末梢研究」に対する批判が「純正基礎研究」「応用基礎研究」におよんでいたために起きた誤解でした。

引用元;http://gkojay.tumblr.com/post/164891914891