著者が強く主張しているのは、「失敗を裁くな!」ということ。懸命にやった上でのミスは、懲罰では防げないという。ミスをした人が逮捕されたり、有罪になったりすると、同業者は意欲をなくしてしまうおそれがある。さらに、日本社会は、技術的エラーにもっと寛容になるべきではないか?と問いかける。 もちろん、職務として与えられた役割を放棄していた(規範的エラー)のであれば、その怠慢は責められるべきだろう。しかし、行うべき職務を果たしたものの、結果が要求される水準より低かった(技術的エラー)場合を厳罰にするのはおかしいというのだ。
引用元:https://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2010/01/post-69c3.html