安全側、という工学用語がある。 例えば、「点灯」「消灯」の1ビットの情報だけで「とまれ」「すすめ」を伝える信号機があったとする。 その信号の設計としては、次の二通りが考えられる。 1、点灯時に「とまれ」とする(赤いランプだけがついているイメージ)。 2、点灯時に「すすめ」とする(青いランプだけがついているイメージ)。 どちらの設計が、安全面から見て優れているか。レッツシンキング 優れているのは、点灯時に「すすめ」となるほうである。 なぜなら、停電や故障によって、交差点に面する両方の信号が消灯状態にあるとき、 両方に「とまれ」の命令を出し続けているほうが安全だからである。 このとき、2、の設計を「安全側」と呼ぶ。 以上、昔読んだ森博嗣の著作からうろ覚えで転用。
引用元:https://gkojay.tumblr.com/post/679990610199035904