「巧遅は拙速に如かず」というのは「試験時間は限られてるし、いけてる文は簡潔なものが多いし、巧遅になるくらいなら拙速のがいいぞ」っていう話

調べたら「巧遅は拙速に如かず」というのは中国南宋の謝枋得が書いた「文章軌範」が元ネタで「孫子」じゃないんだよね。戦術・戦略の話ですらないみたい。

科挙というエリート公務員試験の詩文の試験について「簡潔な文」を推奨するために「試験時間は限りがあるから巧遅なる者は拙速に如かず」という風に書いています。

つまり「試験時間は限られてるし、いけてる文は簡潔なものが多いし、巧遅になるくらいなら拙速のがいいぞ」っていう話なんだけど、いつの間にか「仕事や事業でも拙速を尊ぶべき」に変わっちゃったみたい。うーむ…

引用元:https://fujii-yuji.net/2016/12/theartofwar.html