自分の歳を3で割ると、それが人生の時間だ

「自分の歳を3で割ると、それが人生の時間だ」
 中学校の先生が、卒業する生徒たちに
 贈った言葉だそうです。
 君たちは、まだ夜明け前にいるのだと。

 「ほぼ日」に届いたメールで教わったことです。
 みんながそれぞれ、年齢を3で割って、なにか考えます。
 30歳でも午前中です。
 40歳だと午後の1時20分かな。
 50歳が、午後4時40分で、
 ぼくが「ほぼ日」を始めたのはこのころです。
 なにかと、あせることもないか、と思いますよね。
 ところが、いま、あらためてこの割り算をしてみたら、
 もうじき、ぼくの時計は
 夜中の11時になると気づきました。
 あらま、です。あと1時間で今日の日が終わっちゃう。
 若い人には勇気づけになるこの人生時計の考えは、
 年寄りの覚悟を決めさせることになるのでしょうか。
 そうです、それはそれでよろしい。
 ぼくはそれでいいと思います。
 深夜に、人が寝静まってから、
 死者のように感じ、思い、彼岸からの目を見開く。
 そういう時間を過ごすのがよさそうです。
 つまりそれこそが、還り道の生き方でしょう。

引用元:http://quote-over100notes-jp.tumblr.com/post/180451004537