どうやらこの国では、それぞれの大学がそれぞれ優秀なのであり、歴史と伝統があっても、それが即座に権威とはならないらしい。
コロンビア大学とか、イエール大学などの「名門」大学はあるが、それは学校が名門なだけであって、そこを出たから凄い、とはどうやら言われないらしい。そういうスーパーエリートは、大統領にでもならない限り、自分の業績が母校からみると取るに足りないものだと恥じるのだと言う。
「おれはハーバードだったけど、ビル・ゲイツじゃないからね」
つまり、彼らはなにかに所属していることは誇りではあっても栄光ではない。日本ではこの二つが混同されている。もしかすると封建制度の名残なのかもしれない。
そして、アメリカにおける教育エリートとは、「どの大学を出たか」ではなく、「どんな学位をいくつもっているか」で評価される。一回大学を出たくらいでは、教育エリートではないし、教育エリートでありながら何者でもない人というのは、むしろ軽視される。
引用元:https://quote-over100notes-jp.tumblr.com/post/679913987674128384