履歴書のウソの見抜き方「次の面接までに社会保険事務所に行って、年金記録台帳のコピーをもらってきてください」。

まず履歴書を提出してもらうまでは同じ。次に、それを受け取ったあとで、こう指示を出すのです。「次の面接までに社会保険事務所に行って、年金記録台帳のコピーをもらってきてください」。

持ってきてもらった記録を見れば、過去の職歴は一目瞭然です。実際には1~2年ごとに会社を替わり、過去に5回も6回も転職していたとわかれば、仕事に対する姿勢に疑問符がつきます。

同時に、その記録で年金保険料の事業者負担額と本人負担額もわかるので、過去の所得状況も把握できます。「前の職場では年収○○万円を得ていたので、その程度は欲しい」という本人の希望額が妥当かどうかもチェックできるというわけです。

ポイントは履歴書を受け取ったあとに提出してもらうこと。第二次書類選考と称して、「次回の面接時に提出のこと」とするのです。すると、履歴書にウソを書いた人は「しまったッ!」となります。履歴書の内容とツジツマが合わないので、指定の面接日に来社しないかもしれません。

引用元:https://web.archive.org/web/20100816070117/http://president.jp.reuters.com/article/2010/08/15/C2976F0C-A440-11DF-96C9-42293F99CD51.php