ドーパミンは「期待」を与えるけど、そのあとにくる快感や多幸感は与えません。我々はつねに何かに期待しているという状態になっています。

ドーパミンは、「期待」を与えるけど、そのあとにくる快感や多幸感は与えません。たとえば、彼に電話をしても嫌われると分かっていながら、「もしかしたら、彼に電話で理由を説明すれば、許してもらえるかも!」と期待した時にドーパミンが出て、彼に電話をさせたりします。また、付き合ってもいない男性と一緒にホテルにいってしまうのも、そこに何かを期待しているなら、ドーパミンが関わっているのです。我々は、この「期待によって突き動かされる行動」をコントロールしないとなりません。

一方で、この資本主義社会は、「期待によって突き動かされる行動」を起こしやすく進歩し続けています。たとえば、携帯電話やスマホを持つと、暇さえあればメールをチェックしたり、Twitterや、Facebook、LINEにアクセスしたりしませんか?それは、その先に好きな人からのメッセージや、仲の良い友達からの嬉しいコメントがあると期待するからです。それらのサービスでは「未読」という文字が赤く表示されていたり、未読件数が数字で出ていたりして、我々の期待をあおります。消費者の脳にドーパミンを出させることができれば、消費者は、そのサービスやサイトに依存し、消費行動をとるため、世界は我々に「期待させ、突き動かされる行動」を頻発しようとするのです。

また資本主義社会は、何かに期待して行動するのは良いことだという風潮を作ります。起業に支えられたメディアは我慢することを悪とし、何かに期待し、そのための行動することを良しとしているのです。そうすることで消費活動が活発になるからです。

その結果、我々は、つねに何かに期待しているという状態になっています。

引用元:http://hzmnryk.tumblr.com/post/173434681048/ドーパミンは期待を与えるけどそのあとにくる快感や多幸感は与えませんたとえば彼に電話をしても