特定の宗教団体に帰依してるわけではないが、日本人はすごく宗教的だ。因果応報。万物に魂が宿る。交通安全の御守。

多くの日本人が、日本は無宗教で自分は無宗派だと思い込んでることは、たびたび各所で指摘されている。実際そう感じてる人が多いのだろうなとは思う。

だが事実はそうではない。日本はとても宗教的な国だし、日本人はすごく宗教的だ。

もちろん特定の宗教団体に帰依してるわけではない。帰依するだけが信仰ではない。もっと原始宗教に近いものを、日本人は持ち続けている。

たとえば因果応報という考え方。これは仏教の教えだが、多くの日本人がこの考えに沿って行動倫理を律している。良いことをすれば幸せが訪れる、悪いことをすれば不幸になる。なんとなく多くの日本人はそう思って生きてる。

万物に魂が宿るというのも、非常にアニミズム的であるが、多くの日本人はなんとなくそれを感じ取っている。物を大切にしなさいと教え教えられるとき、道具の手入れを怠るなと言い言われるとき、日本人はそこに宿るべき魂を感じ取っている。

なんとなく身につけてる交通安全の御守。幽霊やお化けに対する恐怖と、盛り塩などの対処。これらはみな宗教行動であるし、なんらかの信仰を持っている証だ。

引用元:http://gkojay.tumblr.com/post/176924900678