私が私であるということを担保している物質的な基盤は何もない

私が私であることの証明だと思われている記憶だって物質的な物が脳のどこかに保存されているわけではありません。脳内の神経細胞同士の関係の中に保存されているにすぎず、その都度思い出したものが記憶として定着するのですが、その際に少しずつ変容しています。みなさんも記憶違いといったことを経験したことがあるでしょう。また、あまり思い出さない記憶は時間と共に次第に薄れ、最終的には消えていきます。
 つまり、私が私であるということを担保している物質的な基盤は何もないということなんですよね。”

引用元:http://souken.shingakunet.com/career_g/2012/02/14-5260.html